世界初の熱成型が可能なカーボンコンポジット構造のエントリーレベルのトライアスロン用サイクリングシューズが、ライオットTRプラス( Riot TR+ )として進化しました。 全開放するベルクロストラップバックルや大きなヒールストラップで濡れた手での着脱を容易にし、フィット感を損なうことなくトランジションタイムを短縮できます。BONT プロシリーズの技術的特長であるパワートランスファープラットフォームやアナトミカルシェイピングを採用し、毎日のトレーニングや長時間のレースに耐える競技用グレードの高品質素材を使用しています。世界最高峰のエントリーレベルのトライアスロン用シューズです。
カーボンコンポジット構造
軽量ながら最大限のパフォーマンスを実現するカーボンコンポジット構造。ファイバ—グラスを使ったシャシー構造で、高荷重エリアをカーボンで補強。カーボンをファイバーグラスの層で挟んで強度アップを図りました。
カーボンファイバー・・・世界トップの製造技術を誇る東レのカーボンファイバーを使用。靴底にはエポキシ熱硬化性樹脂を埋めこんだ一方向性カーボンファイバーを採用。かかる荷重に応じた方向に手作業で貼り付けています。走行時にかかる荷重の位置に応じた強度特性を備えるを可能にしているのがこの一方向性カーボンファイファーです。十字織りファイバーより樹脂の吸収が少ないため軽量に仕上がります。
マイクロファイバー製アッパー
毎日のトレーニングに耐える堅牢なアッパー。メッシュのインナーつきで通気性能も優れています。
リテンションシステム
独立調節できるベルクロストラップを2本採用しフィット性能を向上。メインのストラップがフルオープンにできるのでトランジションタイムが短縮できます。
TPU トゥプロテクター
TPU トゥプロテクターはシューズのフロント部を車輪との接触から保護するだけでなく、通気孔を取り入れることでエアフローの向上にも役立ちます。
通気性能
トップにはメッシュパネルを採用。またサイドのマイクロファイバーパネル全体に通気孔をつけ通気性能も優れています。
ラスト設計
サイクリングシューズのラスト設計にはバイオメカニクスの専門知識、そして絶え間ない研究を要します。BONT はラスト設計を重要視し、他のサイクリングシューズメーカーよりラスト設計に力を注いでいます。1975年よりパフォーマンスシューズのラスト設計を手がけており、その鋭意努力は現在も継続しています。市場をリードし、他社ブランドより機能に優れ、解剖学的にも適したサポート構造をサイクリストの皆様に提供し続けているのはこれが理由です。
ラスト・・・シューズ製作の基となる足の模型。ラストメーカーが製作するものはシューズ全般用で、サイクリングシューズに特化しているわけではありません。BONT では「歩くためではなく自転車に乗るためシューズ作り」というシンプルなモットーを掲げて、サイクリングシューズ製作に取り組んでいます。
前足部の形状に解剖学的設計を採用
解剖学的見地から足が正しく効率的に機能する形状を採用。中足骨の関節を広げ、ペダリングのパワーがかかる表面積を増大します。従来品は中央部がとがったドレスシューズタイプの形状をしており、見た目はよくても足の効率性を低下させます。指骨と中足骨が締めつけられて中足骨間の神経に圧力がかるため痛みが生じることもあります。
解剖学に基づくヒールカップ設計
解剖学的設計のヒールカップを搭載しているためペダリングの引き足が安定。ストラップや靴ひもをきつく絞める必要がないので、血液循環を妨げず履き心地も快適。
前足部横方向のサポート
前足部に横方向のサポート機能を搭載しているので、無理なく足をニュートラルなポジションに保ち、オーバー(アンダー)プロネーションに起因する故障を軽減します。
オーバー(アンダー)プロネーション・・・ペダリング時に、脛骨や大腿骨が回内(回外)すること。膝の軌道に乱れが生じる原因のひとつで、膝蓋腱炎などの膝の故障にもつながります。骨盤の傾斜がひどくなると、後背部の痛みや腰痛を引き起こすこともあります。