STYLE TRIATHLON | トライアスロン界のレジェンド山本良介さんにインタビューしました!(1)
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私は幼い頃からトライアスロンの第一線で活躍している山本良介さんを見てきました。 良介さんがトライアスロン界に与えた影響やトップアスリートとしての功績は数え切れません。 そんな良介さんがトライアスロン競技者としての引退を控えていると伺い、現在の心情やこれからの活動について引退直前インタビューに応じていただきました。
良介さんは、1979年生、京都府出身のトライアスリートです。 小学生で水泳を始め、ジュニアオリンピックにも出場しました。 18歳でトライアスロンデビューし、クラブチームや実業団を経て、現在はフリーの選手として、20年以上にわたり活躍されています。 自身の活動だけでなく、キッズや後進の育成にも積極的に取り組まれています。
主な成績
◆ 北京オリンピック日本代表(2008)
◆ 世界トライアスロン選手権日本代表(2001~2016)
◆ アジアトライアスロン選手権日本代表(2001~2016)※アジアチャンピオン
◆ ジャパンカップシリーズチャンピオン(2007, 2008, 2010)
◆ ITUコンチネンタルカップ(現アジアカップ)優勝5回
◆ ショートディスタンス日本選手権優勝(2010)
◆ ロングディスタンス日本選手権優勝(2012)※史上2人目となるショートディスタンスとのダブルタイトルを獲得
トライアスロンとの出会い
Q. 誰が何をはじめるにも「きっかけ」があると思いますが、レジェンド山本良介がトライアスロンを始めた「きっかけ」とは?
A. 幼い頃からずっと水泳の練習をしていました(中学生の時はサッカー部と並行してました)が、高校生になって伸び悩み、良い成績が残せなくなってしまいました。いわゆる挫折を経験したんです。そんな時に水泳の恩師がトライアスロンを勧めてくれて、というのがきっかけです。
当時はまだ高校生以下でトライアスロンに真剣に取り組んでいる人は少なかったため『オリンピックに出場しメダルを取る』という幼い頃からの夢に手が届くのではないか、と考えました。
単純にとにかくスポーツで目立ちたかったんです。当時は ヒーロー というものに憧れていて、子供心に これこそまさにヒーロー、これなら目立てる! と思いました。すぐやる気に火がつきましたね。
もともと水泳やランニングをする環境には恵まれていたので、すぐトライアスロンに馴染むことができました。
トライアスロン界に貢献し、大きな影響を与えた良介さん。「すぐ馴染むことができた」そうですが、トップレベルで活躍し「幼い頃からの夢」を追い続けるには、大変な努力があったものと思います。 しかし、はじめたきっかけは意外にも「ヒーローへの憧れ」「目立ちたかった」ということでした。 トライアスロン → オリンピック → ヒーロー → これだ!と直感したのでしょうか?ひらめいた時の表現によく使われる「電球が頭の上で光ってるやつ💡」を想像してしまいました。 トライアスロンを始める「きっかけ」、身近なところにあるのかもしれませんね。
次回予告
生きていればさまざまな困難にぶつかると思います。
>山本良介がトライアスリートとしてぶつかった壁とは?
『STYLE TRIATHLON』 は、トライアスロン初心者から、トライアスロンが好きで大会経験者にトライアスロンの更なる魅力をトライアスロンに関わる人の視点から最大限に知ってもらうために発信している記事です。